ディープインパクトが種付を中止
2012年から7年連続リーディングサイアーに首の痛みにより今期の種付を中止する事になったようです。昨年、国内最高額の種付料である4,000万円に設定され、国内だけでなく海外からもディープの血を求めて種付に来るほどの人気になりました。欧州のクールモアスタッドも毎年トップレベルの牝馬を日本に送り込みディープと種付をしています。高額な種付料にも関わらず、毎年Book Fullになります。毎年200頭以上の種付を行っているようですが、今年は20頭ほどで中止となったようです。
ディープとの種付を予定していた牝馬は他の種牡馬に変更しないといけない状況になっているようです。一時期、日本の軽い芝しか適性がないのではないかと言われていましたが、昨年、ディープインパクト産駒のサクソンウォリアーが2000ギニーを優勝し、欧州でも通用する事を証明しました。さらにフランスでもスタディオブマンがフランスダービーを勝ち、前述であった仮説をものの見事に払拭したと言えます。
ディープインパクトの出現で世界との差を確実に縮めることが出来ました。日本近代競馬の底上げに大きく貢献した代表的な種牡馬の1頭で、来年は元気な姿での復帰を願うばかりです。